東京は夜の7時。
今夜ももちろん、
featured poem をご紹介。

揺れる渚様の恋愛詩、
「君の名を呼ぶ」。
@ZEN48833beat

頬への軽い口づけのように、
そっと心に触れる一篇。

雨音の中に、
かつて愛した人の声を聴く、
静かで美しい追憶の世界です。

温かいアールグレイを淹れて。

君の名を呼ぶ

Created by 一かけらの今

君の名を呼ぶ
もう君はいないのに
呼んだって
君は来ないのに

雨音が君の声に
似ている時は
傘をささずに会話する

君がついた嘘を
数えながら眠る夜は
月が静かに欠けてゆく

哀しみのノイズ
痛みのノイズ
責めたてる
後悔のノイズ

君の名を呼ぶ
もう君はいないのに

「不在」という、確かな存在感。

窓辺に座り、
降り続く雨を眺めていると、
ふとこの詩を思い出します。

揺れる渚様の「君の名を呼ぶ」は、
もうここにいない
「君」への、
終わりのないモノローグです。

「雨音が君の声に
/ 似ている時は
/ 傘をささずに会話する」

このフレーズの美しさ。
雨に濡れることを厭わず、
不在の恋人と語らう姿は、
哀しくも、
どこか誇り高ささえ感じさせます。

失ったものを嘆くのではなく、
その痛みを日常の一部として受け入れている。

その潔さは、
かつて私が知った、
身を削るような世界の中で、
それでも自分を失わなかった、
女性たちの強さに似ています。

沈黙は金。
月が欠けていく夜、
つかれた嘘を数える。

それは、
愛の終わりを認めるための、
必要な儀式なのかもしれません。

私たちは、
傷つくことを恐れて、
愛に臆病になりがちです。

でも、この恋愛詩は、
傷跡さえも自分の人生の、
豊かな彩りであることを、
やさしく教えてくれます。

社会は、常に新しいもの、
完璧なものを求めます。

効率と、分かりやすい幸福。
でも、恋愛は違います。

欠けた月のように、
未完成で、傷だらけで、
ノイズに満ちている。

それでも、
その「ノイズ」こそが、
私たちが生きて、
誰かを愛した証。

この詩を読むと、
心がホッと静まります。

痛みを抱えたまま、
明日も「君の名」を呼ぶ。
その不器用な愛おしさを、
私は肯定したいのです。

C’est l’amour. — それが愛。


Une image n’est rien sans vos mots.

― あなたの言葉のない image は、
あなたの言葉なしには何ものでもない

Une image, sans vos mots,
c’est un plan sans voix.

#恋詩絵 Created by 一かけらの今

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for those who still believe in love.
まだ愛を信じている、すべての人へ。

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